お店のテツガク

福岡の人気店にまつわる「テツガク」を、研究所スタッフが突撃レポート!

信州そば むらた ー 蕎麦

 『店舗 外観写真』

博多区冷泉町、櫛田神社正門の鳥居を背にして進むと左手に博多町屋ふるさと館、その斜向かいの風情あるお店が【信州そば むらた】です。
大将の村田氏は10年間の修行後、31歳で独立。博多区須崎町にお店を出しました。その後今の場所に移転して10年、創業20年になります。



趣きある外観の1階には厨房とカウンター席、テーブル席、2階には個室と堀ごたつ式のテーブル席、お座敷がありレイアウトを変えることで大人数でも対応可能。3階にも素敵な個室があります。

『厨房』

カウンター席

テーブル席











ランチ時の店内は、40代〜60代と見られるのビジネスマンの方で溢れていました。
お蕎麦ということもあってか、ガッツリ食べたい若者というよりは、比較的年齢が高めのゆっくりと味わいたいという方が多いように思われます。

  『2階 個室から』


私たちが通された2階の個室の窓からは表参道から続く櫛田神社が見え、とても贅沢な気持ちになりました。
また、薄暗くなってくると街に明かりが灯り昼間とはまた別の表情を楽しめ、この風景までもお店の一部となっているようです。

蕎麦の値段はセイロ650円、もりそばが850円、天ざる(海老が2匹、旬菜4種)が1,750円と若干高めの設定になっていますが、量や蕎麦を選ぶこともでき、細やかな心遣いと蕎麦に対する自信が感じられます。
また蕎麦以外のメニューも豊富で、名物の親子丼をはじめとする丼物、天ぷらや鴨料理、モロキューやホタルイカの醤油漬けなどのちょっとしたおつまみもあり、お酒の種類も豊富です。
よく言われる「蕎麦をつまみに酒を飲めるようになったら大人」的な夜も楽しむことができる構成になっています。


〜成功の秘訣と長く続けるコツ〜

大将の村田さんに、成功の秘訣は?と質問をしたところ・・・
「成功だと思ったことはなく、やらないといけない事はまだまだあるので今日一日にすべてをかけて生きています。
また、最近は空間からトータルで感じることのできる感性を持っている若者が増えてきているので、年齢は関係なくその人の持っている素晴らしいところを見習いながら自分を磨いていきたいし、そのことで蕎麦も磨かれていくと思っています。日々勉強です。」

「店というものは味だけではやっていけません。接客、掃除、味などその世界観すべてが大切で、そこに関わる従業員一人一人が働き易い環境を作ることも大切であるし、従業員同士のコミュニケーションを円滑にすることも必要なことです。また、耐える力を身につけさせ、困ったときには先輩が後輩をフォローする体制を取り、バランスを保つ工夫をしています。」との事でした。

大将の話から、日々自分の感性を磨き続けることが最も大事だということを教わりました。
そば屋として20年続けられてきたコツはここにあるのでしょう。

むらたの蕎麦は、大将とお弟子さんとで毎朝欠かさず手打ちされています。柔らかかったり硬かったり体調によって生地の感じ方が異なるといいます。天候や湿度の影響もありますが、そこは大将の日々磨かれた腕で美味しいそばとなるのです。また、むらたの出汁は、北海道産の昆布と熊本県牛深産の鰹節と鯖節を使って、毎朝厨房の職人さんたちが心を込めて作っているという無添加の出汁。そばを食べる人を心からほっとさせてくれる優しいお味です。

ほっとする出汁のそば、やわらかい明かり、窓の外の風景、そしてむらたで働いている皆さんの笑顔。「信州そばむらた」にはどこかほっとするあたたかさかがあります。
お昼は仕事の合間の癒しのヒトトキに、夜は大人の時間を楽しみに是非一度足を運んでみてください。
(2011.6.13)


「お店のフシギ研究所」研究員 森松 純子


お店情報
   場所:福岡市博多区冷泉町2-9-1
   電話:092–291-0894
 営業時間:11:30〜21:00(OS20:30)
  定休日:第2日曜日
   客層:30代〜60代 ビジネスマン・
      常連客
  客単価:昼 / 1,000円〜2,000円
      夜 / 3,000円〜4,000円
 従業員数:22名 
   坪数:40坪
   看板:店舗入口上、入口右
   広告:雑誌・TVの取材等のみ 口コミ


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