コラム

お店づくりの大事なプロセスを、プロの視点で覗いてみませんか?
2010.07.30 |コラム

毎日暑い日が続いてます。
空の青さが違います。

これから自分のお店を持ちたい、作りたいと思っている皆さん、お店づくりにはその夏の暑さよりもっともっと熱い熱意が必要です。
自分のお店を作るにはやらないといけないことが沢山あります。
やり遂げる為の気力、体力を奮い立たせる熱い心・・・熱意が必要なのです。
そしてそれと同じくらい必要なのがお金です。
夢を語るだけではお店は作れません。
自分のお店に拘れば拘るほど、それに対する対価は膨らみ、どんどんお金が必要になってきます。
見積りには、何十万、何百万という金額が飛び交い、金銭感覚がなくなってしまうことも。
それでもお店を作りたい!と熱意を持っている方の力強い味方が【日本政策金融公庫・国民生活事業】です。平成20年10月、国民生活金融公庫(通称 国金)が他の金融公庫などと統合され設立されました。

そこでお店のフシギ研究所としては、これから利用しようと思われている方の不安を少しでも取り除くべく、研究員②号*が日本政策金融公庫に突撃取材に行ってまいりました。
中央区大名にある日本政策金融公庫・国民生活事業福岡西支店(以下公庫)へ着くと、1階は契約後の返済相談や支払の窓口が、そして2階は融資の相談窓口です。


今回は融資を受ける方がまず行くことになるであろう2階の融資相談窓口へ向かいました。
階段を上がるとすぐ相談室の入口があり、番号札をとって棚で区切ってあるだけの待合所へ。
その棚には、公庫を利用するための案内や手引書が「ご自由にお取り下さい」と何種類も置かれています。中にはマンガなどで分かりやすく解説している冊子もあり楽しく読めそうです。

大して待たされることなく、番号が呼ばれました。少し緊張していましたが、対応して頂く若宮さんはやさしそうでちょっと安心しました。
では簡単ですが、取材した内容を・・・

新規開業する場合の融資の種類は?
新企業育成貸付として
 新規開業資金主に現在働いている業種(6年以上)と同じ業種の事業を新たに始める方、事業開始  後5年以内の方が対象。
 女性、若者/シニア起業家資金女性または30際未満か55際以上の方であり、新たに事業を始める  方、事業開始後5年以内の方が対象。
無担保、無保証人で受けられる融資としては(返済期限が短く、利率が上乗せされます)
 第三者保証人等を不要とする融資税務申告を2期以上行っていて所得税等を完納している方。
 新創業融資制度新たに事業を始める方や事業開始後税務申告を2期終えていない方で創業資金の3  分の1以上の自己資金(生活費の為の資金等は入らない)を確認出来ることが必要です。
         
申込に必要なものって?
新規開業の場合一般的には、所定の借入申込書、申告決算書、企業概要書、店の概要、事業計画などが分かる創業計画書(公庫のホームページからダウンロードできますが自分で作成することも可能)。
融資内容によっては、組合等の推薦が必要な場合もあり、各人の条件によって提出書類は変わります。

利率ってどの位?
利率は毎月10日前後に変更になりますが、用途、ご返済期間、担保・保証人の有無などによって異なる利率が適用されます。

この日はこんな感じ・・・

融資実行まで
申込をしてから融資決定、実行までには約1ヶ月程度かかります。(もちろんそれ以上かかる場合もあり、お金が必要な1ヶ月前に申込めばいいという訳ではありません。)

書類を揃え申込をしてから1週間程で面談が行われます。
面談内容は審査の上でも重視され、この場で熱意をアピールし、事業計画についてきちんと説明することはとても重要です。また、自己資金=熱意な部分もあるようで、創業資金の50%以上が準備出来ているのはアピールポイントが高いようです。
また、審査では、現地調査されることもあり、立地環境、人の流れが事業計画にあっているかどうかを判断されます。
融資が決定すると、借用証書などの契約手続きを経てようやく融資実行となり、お店づくりへの道が一歩前進したことになります。

ということで、突撃取材レポートは終わりますが、皆さんの不安を少しでも取り除くことは出来たでしょうか。日本政策金融公庫と聞くと近寄りがたいイメージがありますが、実際行ってみると思ったより気軽にお話することが出来きました。若松さん曰く、“相談だけでも大丈夫”らしいので、公庫を利用しようと思っている方は是非行ってみて不安や疑問を取り除いて下さい。
公庫のホームページからは融資の申込書類等もダウンロード出来ますのでご覧下さい。

またお店のフシギ研究所ではお店づくりに関する様々なご相談や店舗開発のアドバイスを行っております。

最後に…対応して頂いた日本政策金融公庫の若宮さん、有難うございました。
次回は銀行の融資について突撃取材の予定です。
お楽しみに!

「お店のフシギ研究所」研究員 森松純子 

※研究員②号*