素敵なお店のご紹介

素敵なお店をご紹介します。

レストラン傳(DEN) ー イタリア料理

南区野間、大池通り沿いにひっそりと佇む【レストラン傳(DEN)】。
長年通う根強いファンを持つ洋食のお店です。


大池通りを歩いていると暖かみのあるオレンジイエローの外壁にグリーンのペンキで塗られたドアが目を惹くこのお店。




ドアを開き中へ入ると、まず右手にグラスが並んだカウンター越しの厨房が、そして左手には客席があり、木のテーブルには可愛らしい赤と白のギンガムチェックのテーブルクロスがピシッと敷かれています。壁にはイタリアのレストランからもらってきたというイタリア語で書かれたメニュー表と80年代と思われるイタリアンアートが飾られており、まるでイタリアの家庭料理レストランを彷彿させるかのようなあたたかい店内。










【レストラン傳(DEN)】は今年で開業30周年を迎えます。“傳”とは“伝”の旧字体。「味を届けて伝えてもらう」という気持ちでこの名が付けられたそうです。
オーナーシェフの永末義則氏が手間暇惜しまず料理を作り上げ、奥様の清子さんが接客しお店を支えています。


永末シェフは、フレンチの名店「ロイヤル」に就職し、人一倍努力を重ね、セントラルキッチンの料理長を務めるまでに。出張で世界を周り、本場の味を勉強し、28歳の頃、出張先のイタリアで「イタリアンは自分に合っている」と思い、味見だけの料理長の立場を捨て、独立開業し現在に至ります。



〜フレンチからイタリアンへの転身〜
イタリアンに魅せられた永末シェフ。「ロイヤル」で培ったフレンチの基礎で、イタリアンらしく気取らずカジュアルに、自分の味を出すのが永末流。もっと気軽に、もっと楽しく、皆でわいわいできる料理を・・・と作り続けているのです。

永末シェフの作る料理は“ソース”が決め手。ソース作りに専念し続けたフレンチでの15年間。その経験をベースに幅をきかせ、試行錯誤を繰り返しながら進化し続けてきた【レストラン傳(DEN)】の料理は、食べた人を魅了し、また何度でも訪れたくなる思い出の味となるのでしょう。









長年変わらず訪れるという常連の方やその娘さんやお孫さん等、家族3世代に渡って、【レストラン傳(DEN)】の心温まる味を楽しんでいる方もいらっしゃるようです。

〜長く続ける秘訣〜
永末シェフは多くを語らず、ただひたすら集中して料理を次々に作り上げる、まさに職人堅気。永末シェフのこだわりは「気持ちを込めて作ること」。ソースを仕込む時、野菜を炒める時、いつも自問自答しながら自分の作る味に忠実に、ずっと支えてくれたお客さんを想い「美味しくなれ」と気持ちを込めて作られる料理は皆さんの心にしっかりと伝わるあたたかな、まさしく“傳”の名に相応しい味であり、長年のファンを惹き付ける所以だと言えます。


職人堅気のシェフを支える明るく素敵な奥様。【レストラン傳(DEN)】に来れば心温まる料理が食べられ、元気がもらえます。
30年間夫婦二人三脚で歩み続けてきた歴史がしっかりとここにあります。そして、これからもこの場所で変わらぬ味を伝え続けていくのでしょう。


「お店のフシギ研究所」研究員 久志 弥園





お店情報

  場所:福岡市南区野間4-4-28
  電話:092-512-4260
営業時間:11:30〜14:30/17:30〜22:30
 定休日:木曜日
  客層:60代〜3世代に渡って、家族
 客単価:昼 / 1,260円〜1,800円
     夜 / 2,880円〜4,000円
従業員数:2名
  坪数:16坪
  看板:店舗入口右
  広告:ぐるなび、雑誌・TVの取材等のみ、口コミ




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